ジョン・リー・フッカーと言えばブギ。https://www.youtube.com/playlist?list=PLTTVxfxOPuJ9VKiI7XGASmCKDnPblKOlu
(偏った話なのでお好きな人は読んでねww)
ジョン・リー・フッカーと言えばブギ。
学生の頃に書いた論文の中ではやはり有名どころとして外せないアーチストの一人だったから、
卒論にかこつけていろいろ聞きまくってみた。
当時やっていた音楽は、自分としてもあまりブルースとは関係ないものだという「自覚」があったが、
今となっては関わりがないわけがない方向。
「ブルースはきりがない」。
よく言われるセリフ。いい意味でも悪い意味でもその通りだと思う。
その昔ブギ・ピアノを弾いていたビリージョエルも何かのインタビューで言っていたけれど、「きりがない」。
複雑な事はなくて、単純な繰り返しと特徴のあるリズム。その場の空気感と一体感。
一晩中ブルースで遊べるならそれに越したことはないねww
問題はへたくそな場合、盛り上がらないし、続かないってことなんだろうな、とは思う。
そのへたくそですら、すぐに楽器を持ってセッションをはじめられるぐらい敷居も低いし、
逆に奥が深すぎて手におえない。
単純だからこそなんだろうな。
学生の頃に語っていたら何と言われたかなぁ、とか。
試したことはないけれど、きっと「似合わない」と言われたんだろうww
最近はあまり交流がないが、ブルースギターを弾く友人がいた。
セッションを何回かしたことがあるが、最後までリズムが合わなかったように思う。
へたくそめ、と言われたが、正直そうか?とも思っている。
卒論の結論で書いたことなんだけれど、黒人文化の抑圧の象徴として語られるブルースという位置づけは、
僕の研究では間違っていて、白人たちが迫害するのではなく、白人たちが黒人文化にきらきらと輝くというか、
素晴らしいものだと傾倒した結果が、ブルースから始まる一連の音楽の発展に見える。
比較経済学として見ると、アメリカが移民の国であることがこのブルースの発展を見るとわかる気がする。
経済学の教授が黒人文化論の国内の第一人者だったので(長田五郎氏)いろいろ補完情報を与えてくれたので、
論文が書けた。
経済学は心理。株式が心理で動くのと同じ。為替も信用度で売り買いが行われる。経済=心理。
ブルースは、この「人間のありかた」を、深かったり軽かったり楽しかったり悲しんだりを
リズムとほぼ決まった音階で表現する。
単純さから複雑さへ向かったブルースもあれば、ファンクやR&B、より高度な演奏技術を必要とするJAZZ、
白人が黒人の真似をし始めてできたホワイトブルース、AOR、ビッグバンドと言い出したら派生にはきりがない。
ソウルなんてそれだけでどれだけ語れるのやらww
ROCKもね。
一方、その前年まで、マルクス経済学を古澤教授に教わっていた。
唯物史観からくるこの経済学を悪用し、いわゆる共産圏の権力に「活用」してしまう話ではなく、
経済の心理学的要素を学ぶにはこの資本主義・民主主義の国家にあって、時代錯誤であるが故に
比較経済学的見地から、とても現代経済を分析するにはよい学問だったと思っている。
共産と黒人文化という二つの比較経済を学ぶに、地方に住む一介の会社勤めのアマチュアミュージシャンは、
こう思う。
物事にはやはりひとつひとつ意味があって存在理由がある。
そして、ことばにはできなくてもそれはそこにある。
自分の人生を語るという意味で使うものもいれば、人を愛するためにそれを駆使するものもいて様々だ。
人間は共に生きようとするとき、自分の為ではないや故に自分の実力以上の力を発揮する。
が、残念ながらそれは実力以上であるがゆえに長続きしない。
人は群れる。
一匹狼にも憧れる。
でも怖いからやっぱり群れる。
で、群れると疲れる。
その繰り返しだろう。
ブルースという音楽は、人間の群れが恋しくてそして孤独を受け入れながら、ひとりで奏でる。
そして、お互いの孤独を受け入れながら仲間とも奏でる。
楽器を演奏しない聴き手も。
「孤独」でありながら「群れ」ていて当事者ではなくても「共感」することができる。
他の音楽はどうだろう。
クラシックは? 一言でいえば一部の裕福な階層が、演奏を「させて」発展してきた背景がある。
この点は自然発生的なブルースや、会話の代わりにサインミュージックとして奏でていた打楽器とも違う。
演歌は? 一言でいえばこれも演武、お囃子に近い。
民謡は? きっと近いんだと思う。でも島国の影響力は歴史的には小さかったのかも?
そんなこんなでSNSで友人とコメントをやり取りしていたら映画をみたくなった。
古い映画。
The Blues Brothers (1980)
ジョン・リー・フッカーも出演している。
これを見たのはいつだったかな・・・。リアルタイムではなかったと思う。
John Lee Hooker – The Blues Brothers (1980)
https://youtu.be/HeOHLunhNWs
さて。著作権の処理がどうなっているのかわからないので、消えてしまうかもしれませんが、
YOUTUBEにあるのを再生にどかどか放り込んでみました。
John Lee Hooker特集ですねww
何時間分あるんだ???40本まとめてどーん!